★来院時の症状★
最初は一人目のお子さん(体外受精)の産後3ヶ月に産後の骨盤矯正で、左足の違和感と両手の痛みとしびれ、肩こり、週1の頭痛、腰痛で来院されました。
その後も定期的にメンテナンスで来院されていて、子供さんが2歳半くらいから二人目が欲しいということで病院での不妊治療を再開されました。
不妊治療を再開後、受精卵の移植も5回うまくいかず、4回目と5回目は切迫流産でした。流産が続いたため不育症の検査を受けたところ不育症と判明
(血液凝固因子)
当院では、その頃はまだ不妊整体を始めていなかったため、身体の調子を整えるだけの施術をしていましたが、自分の不妊治療の経験とこのような方々を何とかしたいという気持ちで不妊整体を勉強してスタートしました。
★初見と分析★
元々両手の痛みとしびれ、肩こり、週1の頭痛があるほどなので身体全体がガチガチの状態で、体温も35度台のため体温を上げることに重点をおきました。
ただ、流産の掻把(ソウハ、かき出すこと)のときに子宮内膜を傷めてしまい、内膜が厚くならないことがよくあります。
この方の場合も、不妊整体は開始しましたが、流産後の移植は内膜が厚くならずに6回(6ヶ月)は延期になりました。
★施術内容★
硬くなった全身の筋肉を緩めていくことと内臓調整で代謝を上げ、体温を上げていく施術を繰り返しました。
また、体を温めるための生活習慣指導となわとびなどの運動指導もし、最初の6ヶ月は内膜が厚くならなかったので移植はできませんでしたが、数ヶ月で低温期の基礎体温が35.8度から36.1度へ上昇しました。
この頃からホルモンの流れを良くするために頭蓋調整も追加。
その頃から内膜が厚くなりはじめ、その後の2回は移植がうまくいかず、2回はまた内膜が厚くならず、その次の移植で妊娠反応が出ました。
妊娠直後から不育症の治療のため抗凝固薬であるヘパリンの注射を1週間入院して行い、出産まで自己注射を1日2回。
その甲斐あって、1月に妊娠判定があって、8月に無事女の子を出産されました。
★評価・コメント★
流産の確率が15%、それを繰り返す場合に不育症と診断される場合は5%ほどあると言われています。出産前に死産になって不育症が分かった方もおられますから、習慣流産(3回以上自然流産)の場合はしっかり調べておいた方がいいと思います。
また、流産の処置の時に子宮内を傷つけてしまって内膜が厚くならなくなることもよくあります。しばらくは心も体も休めてあげることが必要です。
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