五十肩とひどい首肩こり(53歳 男性 自営業)

★来院時の症状★
首と肩のこりは慢性的にあり3ヶ月前から左肩をあげると痛みがあり徐々に上がらなくなってきた。
現在は可動域が少なくなっており、左手で後頭部をさわったり、背中をさわったりするのはつらい。
時々右手がしびれる。

★施術後の様子★
初回の施術で肩まわりが軽くなったが左肩の可動域はほとんど変わらず。
9回目の施術後(2ヶ月後)から徐々に左肩の可動域が増えてきて、現在は少し違和感があるくらいに改善。月に1回ぐらいのペースでメンテナンスを継続中。

★施術内容と経過(抜粋)★

【初見】
全身の筋肉の緊張が強く、特に首肩と背中に強いハリがある。
左肩は腕が水平までしか上がらず、下からは腰をさわることが出来ない。

【施術内容】

★1回目:
首肩から肩甲骨にかけてを重点に、全身の筋肉の緊張をとっていく。
肩甲骨周りの筋肉のトリガーポイントをとることと肩関節のストレッチを実施。
施術後、左肩の可動域は少ししか改善しなかったが「肩まわりが軽い」との事。
施術後の左肩の状態からは「四十肩、五十肩」だと思われる。
五十肩のエクササイズを説明。

★2回目(3日後):
首肩まわりは凝っているが、今までよりは大分楽との事。
左肩の可動域は少しだけ良くなった感じとの事。
前回と同じように肩甲骨と肩関節周りの筋肉を中心に全身を施術。

★3回目(4日後):
少し首肩こりあり。
左肩の可動域はほとんど変わらず。
施術内容は前回と同じ。肩甲骨周りの筋肉のストレッチを実施後、左肩の可動域が少し改善。

途中経過省略

★10回目:
前回施術後から左肩の可動域が少しずつ増えているとの事。
施術内容は左肩甲骨、左肩関節周りの筋肉を緩めることとストレッチ。

★16回目:
左肩の可動も大分良好で少しのこわばりと違和感だけになってきた。
月1回くらいの全身のメンテナンス施術を継続中。

【評価・コメント】
腕が上がらないという肩のトラブルは色々な原因があります。
上がらなければ四十肩、五十肩という事ではなく、肩甲骨や肩まわりの筋肉の拘縮だけの場合も多いです。その場合はその日のうちに動くようになることもあります。
四十肩、五十肩の場合は数ヶ月かけて徐々に動きにくくなり、遂には上がらなくなります。
特に腰に手を回す方向に動かしにくくなります。

原因ははっきりわかっていませんが、平均的には1年くらいで痛みも自然消失していきます。
放っておくと可動域がどんどんなくなっていき日常生活に支障をきたしますから、早めに対策したほうがいいと思います。
今回も発症後5ヶ月くらいで改善できた例です。

四十肩(五十肩)について詳しくはこちら

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