めまいと手のしびれ（前庭性神経炎）（66歳　女性　パート）

★来院時の症状★
３か月前から回転性のめまいが不定期に起こる。同時に頭痛や手のしびれがある。首肩こりは以前から常にある。先天的に両耳は聞こえない。

★初見と分析★
初診時はめまいの症状はなかったが、体全体がガチガチの状態で、少し触っても痛く感じるほど敏感になっていた。
耳鼻科では前庭神経炎の診断のようですが、当院では疲労とストレスによる自律神経症状だと思います。
全身の血流を上げて副交感神経を上げることに重点を置きます。

★施術内容★
初回は全身の硬くなった筋肉を緩和しようとしましたが、体が敏感になりすぎて少しの刺激でも痛く感じたため刺激の少ない施術方法で全身を緩めました。

２回目来院時、めまいで少しふらふらするが、全身は少し緩和した様子。
今回も刺激の少ない施術で筋肉を緩めるが、初回よりは敏感さは減ってきた。

３回目来院時、首肩こりはあるがめまいはだいぶ楽になった様子。ただ、朝の頭痛と夕方の息苦しさが出てきたとの事。今回は通常の施術で筋肉をしっかりと緩めても大丈夫な身体になっていた。

その後、時々体調によっていろいろな症状が出るが、初期の頃の酷い症状はほぼなくなった様子。

★評価・ｺﾒﾝﾄ★
前庭神経炎はウイルスが原因ではないかと言われていますが、そのような形跡もなかったため、疲労・ストレスによる自律神経症状と推測しました。
実際、当院に通院中でも仕事が忙しくて疲労とストレスがたまると回転性めまいが起こったので、自律神経のバランスを整えることで改善していきました。