妊娠6ヶ月からの恥骨痛(39歳 女性 保育士)

★来院時の症状★
妊娠7か月(24週)で来院。経産婦(上の子は2歳)
仕事柄20代から慢性的な腰痛があり、ぎっくり腰も何度か経験。
妊娠3ヶ月頃からお尻まわりが痛くなり、6ヶ月から恥骨痛が出てきた。
最近は歩くたびに恥骨が痛み、夜は痛みで寝返りができない。
お腹のハリは無し。
★初見と分析★
殿部、腰回り、背中、首肩が特に緊張して硬くなっていました。
恥骨痛は骨盤の関節の動きが悪くなって恥骨周辺に負担がかかって出ることが多い症状です。
妊婦さんの場合は妊娠後期に症状が出る方がありますが、この方の場合は、仕事柄子供さんを抱えたり中腰になることも多いので早めに出てきたのだと思います。
お尻から内ももの筋肉の緩和を重点に全身を緩めて症状をとっていきます。
★施術内容★
基本の施術は全身ですが、恥骨痛で夜も眠れない状態なので、殿部と内ももの硬くなった筋肉をしっかりと緩めることを続けました。
初回の施術後からは歩く時の恥骨痛は無くなり、寝返りは痛いが朝型は少しましになってきました。
2回目の施術時に恥骨周りのストレッチも指導。
3回目の施術後から寝返り時の恥骨痛も少しましになりましたが、お腹のハリが出てきて産婦人科でハリ止め(ウテメリン)を処方されています。
6回目の施術後からは恥骨の痛みはほとんどなくなりました(28週)。
8月に来院され11月中旬に元気な男の子を出産されました。
★評価・コメント★
妊婦さんの恥骨痛は妊娠後期(8、9ヶ月頃)に多いですが、ハードなお仕事をされている方や高齢出産の方などでは早期に出る場合もあります。
当院に来られてから寝返りができるようになって旦那さんに感謝されました。
旦那さん:「一緒に寝ていると横で「あ~、う~」と痛がっているので、一人グッスリ眠ると怒られそうで怖い」と言っておられました。

大原カイロプラクティック 岡山野田整体院