産後の骨盤矯正

こういう産後の状態はつらいですよね。

では、なぜこのような症状が出るのかご存知ですか？

産後数ヶ月は、妊娠中のホルモンバランスがまだ戻っていないため、骨盤自体はゆるゆるの状態で筋肉は負担がかかりやすい状態です。それに加えて妊娠中から筋肉量が落ちてきているので筋肉は疲労しやすく、体全体の代謝も悪くなっています。

それに育児の動作は、授乳、オムツ替え、抱っこなど、ほとんど前かがみになります。そして育児中のストレス、これらの積み重ねでいろいろな症状が出るのです。

それでは、このような悩みやつらさはどうやって解消できるのでしょう？

整骨院や他の整体では、産後の様々な症状は「出産で骨盤が開いてしまったから、お腹が出たままになったり、ズボンが入らなくなったりするんですよ」とか「出産で骨盤がゆがんでいるから、肩こりや腰痛が出るんですよ」と言っているところが多いようです。

施術としては、骨盤周りの筋肉を緩めたり、電気をかけたりします。

また、「ウエストやお尻を小さくしましょう」ということで、骨盤ベルトの使用をすすめたりするようですね。

硬くなった筋肉を緩めることはすごくいいことですが、骨盤の開きやゆがみという判断は当院では逆効果になると考えています。

なぜなら、産後のいろいろな症状の原因は、ホルモンバランスと筋肉量の低下、育児中の生活習慣にあるからです。

でも、大丈夫ですよ！

このような産後の悩みが多いお母さんが、大勢来院される当院にご相談ください。

ホルモンバランスの影響でゆるくなった骨盤は、産後５ヶ月くらいまでに徐々に元に戻ってきますので、それまでにケアしておくといいでしょう。

産後約１ヶ月は安静第一です。ご家族に協力してもらってゆっくりと体を休めましょう。

当院では産後１ヶ月以降で、産後の骨盤矯正をおすすめしています。ただ、症状がつらい場合には、産後すぐでも対処いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

「産後の骨盤矯正」と言う言葉はよく聞きますが、出産によって骨盤がゆがむことはそんなにありません。骨盤のゆがみは、産後すぐの生活習慣によるところが多いです。

当院では、産後のお悩みに対してこのように対応しています。

1. 全身の深層筋までしっかり緩めます
2. 体全体の基礎代謝を上げます
3. 育児の姿勢改善を重視しています
4. 骨盤ベルトは推奨しません

痛みやだるさを出しているのは硬くなった筋肉です。当院では深層筋までしっかりと緩めて、軽く楽になった実感を味わってもらいます。

また、産後は筋肉が疲労しているため全身的に代謝が悪くなっています。また、筋肉量も減っていますので基礎代謝も下がっています。 この状態で妊娠中と同じように食べていると体重が戻りません。

当院では全身の血行促進と骨盤周りのエクササイズで体型を戻していくお手伝いをさせて頂きます。

それと、育児中は授乳が一番体に負担をかけます。１５分から２０分の間じっとしていますし、それを数時間おきに繰り返します。授乳時の姿勢が悪いとより体に負担がかかり、骨格をゆがめたりもします。

当院の授乳姿勢をはじめとする育児中の姿勢の説明は、多くのママに喜んでいただいています。

それに関連して、産後は「すぐに骨盤ベルトをするのが当たり前」のような風潮がありますが、当院では推奨していません。

ベルトを締めるとやはり筋肉が血行不良になります。また、ベルト自体が筋肉の代わりをしているので、ベルト着用を継続すると筋肉が衰えてきます。

体の自然治癒力を生かす意味でも骨盤ベルト無しでの生活をおすすめします。

※あまりにも骨盤周りの痛みが激しい場合は骨盤ベルトの使用をお勧めします。しかし、使用時間は３時間以内にしてくださいね。

最後に、私（院長）は双子の男の子の父親です。特に双子の子育ては大変ですから、妻任せではなく家事・育児にはフル参加しています。
その経験もあり、施術で痛みがなくなり楽になっていただけるだけでなく、授乳姿勢などの産後育児の注意点、子育て中の苦労話・笑い話など、 ご来院される方々とリラックスして楽しくお話させて頂いています。

特に産後うつのような症状（落ち込み、無気力、イライラ、不安感、不眠、食欲が無い等）がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。