お尻が痛くて歩けない(39歳 妊娠9ヶ月 保育士)

★来院時の症状★
妊娠9か月(33週)で来院。経産婦(上の子は4歳)。
仕事はハードだが、元々腰痛や肩こりは感じない。
妊娠8ヶ月後半からお尻まわりに違和感が出ていたが、1週間前に正座をしていて立ったら痛みが出て歩けなかった。
今日は少しましになっている。
背中も少し痛い、尿漏れ少々。
仕事は1週間休んでいる。
お腹のハリは無し。
★初見と分析★
お尻から腰回り、背中から首肩の筋肉がガチガチの状態で硬くなっていました。
妊婦さんの殿部痛は妊娠中期以降の典型的な症状です。
この方の場合は、仕事はハードなんですが、痛みに強いタイプなのでひどくならないと症状が出ないようです。
全身ガチガチ状態なので殿部を重点的に、全身施術で症状をとっていきます。
★施術内容★
基本の施術は全身ですが、腰とお尻まわりに症状が強いので、殿部周辺の硬くなった筋肉をしっかりと緩めることを続けました。
初回の施術後には全身が軽くなり、出ていた症状が全てなくなりました。
2回目の来院時は歩く時に少し腰回りが痛い程度で、肩こりについては逆に感じるようになってきたようです。
2回目の施術の翌日から1週間仕事をされましたが、症状はほとんど出なかったようです。
3回目の施術時が34週だったので、施術後に産後の注意点を説明して、マタニティ整体は終了にしました。
11月中旬に来院され1月上旬に元気な女の子を出産されました。
★評価・コメント★
妊婦さんの殿部痛は妊娠中期以降ではよくある症状ですが、痛くて歩けなくなって来られる方もおられます。
「妊婦だからしょうがない」ではなくて、快適なマタニティライフを送る為にも、早めの対処が必要です。

大原カイロプラクティック 岡山野田整体院