肩こり、頭痛でも薬が飲めない(41歳 妊娠5ヶ月 主婦)

★来院時の症状★
妊娠5ヶ月(18週)で来院。経産婦(上の子は14歳)
元々肩こりと頭痛持ちだが妊娠してからは薬が飲めないのでつらい。
耳もつまった感じがして耳鳴りがする。
首肩こりは特に右の方がつらく、夜は右を向いて寝れない。
頭痛は毎日あり。
お腹のハリは無し。
★初見と分析★
上半身(背中から首にかけて)の筋肉が硬く固まっておりこれが全ての症状の原因だと思われます。
妊娠すると骨格が緩んで筋肉に負担がかかりやすくなりますからそれがより症状をひどくして、妊娠中で頭痛薬も飲めないので我慢できなくなったんだと思います。
緊張して硬くなっている上半身の筋肉と首の上部筋が緩めば症状は軽減すると思いますから、その部分を重点的に施術してその後全身施術で体全体のだるさをとっていきます。
★施術内容★
腰から上の筋肉を重点的に緩め、特に首の上部筋をしっかりと施術しました。
その後、殿部の筋肉をしっかりと緩めることを続けました。
初回の施術後、首肩こり、頭痛、耳鳴りは無くなりましたが、翌日の夕方から右の肩こりと頭痛が戻ってきました。
耳鳴りは良好です。
2回目は顔全体の筋肉を緩めるフェイシャルケアも加えました。
2回目の施術以降1ヶ月は1日だけ頭痛、首肩こり、耳鳴りの症状が出ましたが、その日以外はほとんど良好に過ごせていました。
妊娠7ヶ月を超えた頃からは2週間おきくらいでメンテナンスしていましたがお腹も大きくなってきて、時々それぞれの症状が出ていました。
妊娠8ヶ月に入ると恥骨痛が出てきたり、妊娠糖尿病の診断をされたり、元々高血圧なのも含めて少し今までの症状が強く出るようになってきました。
ただ、2週間に1回くらいの施術で過ごせるようなのでそのサイクルでメンテナンスを続けました。
1月に妊娠5ヶ月で来院され、6月に元気な女の子を無事出産されました。

★評価・コメント★
よく「私は頭痛持ちで・・・」と言われる方がありますが、頭痛の7割以上は緊張性頭痛なので、首肩コリがひどくなって症状が出ることが多いです。ということは、首肩こりが少なくなれば頭痛は出ないということですから、その対策をしましょう。
頭痛薬に頼っているのは、その場しのぎの対処療法ですから根本解決にはなりませんよ。
この方の場合は妊娠出産には高齢だったのと高血圧だったこともあって早めに妊婦さん特有のいろいろな症状も現れ、妊娠後期には妊娠糖尿病の診断も受けました。
無事に生まれて本当によかったです。

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