頚椎症による痛みとしびれ(49歳 男性 会社員)

★来院時の症状★
1年前から背中、肩が痛くなり整形外科に通院中。
変形性頚椎症(C4-6)と診断され牽引治療、痛み止めを飲んでいるが症状が好転しない。
現在は左手先のしびれ、右肩・右腕がズキズキ痛む。

★施術後の様子★
初回の施術では痛みがひどくあまり症状の改善は見られなかった。
2回目の施術後からは少しずつ改善し、6回目の施術後から首を動かしても強い痛みはなくなってきた。

★施術内容と経過(抜粋)★

【初見】
首を後ろに反らせると左手のしびれ、右肩腕の痛みが出る。
首の右方向の動きに対しては右肩腕の痛みが強くなる。
症状からは神経根性だと思われるため、背中から上の筋肉の緩和と背骨の弯曲の矯正、姿勢や生活習慣の改善指導を徹底する。

【施術内容】

★1回目:
首肩から肩甲骨、胸の前の筋肉を重点に上半身の緊張をとっていく。
背骨の矯正と首の牽引ストレッチを行う。
首のエクササイズも説明するが、痛みが強く体操をするのが困難なため中止。
座り姿勢の指導と高枕を使用中のため低くしてもらうよう説明。
施術後、左手のしびれは少し改善。

★2回目(6日後):
右の肩、腕の痛みは初診時と変わらず。左手のしびれも同様。
前回と同じように上半身を中心に施術。
首周りの筋肉も重点的に緩める。背骨の矯正と首の牽引ストレッチも行う。

★3回目(7日後):
右の肩、腕の痛みは夜間にだいぶ楽になってきた。左手のしびれは変わりなし(しびれる)
施術内容は前回と同じ。枕についてはもう一段階低くして寝てもらうよう指導する。

★4回目(7日後):
右の肩、腕の痛みは夜間はなくなった。昼間も少し和らいできた。
左手のしびれは変わりなし。
施術内容は前回と同じ。

途中経過省略

★6回目(7日後):
右の肩、腕の痛みは肩の付け根のみになってきた。
午後から夕方にかけて少し痛む程度でだいぶ楽になってきた。
首を動かしても強い痛みは出ない。左手のしびれは変わりなし。
施術内容は前回と同じ。

【評価・コメント】
デスクワークで顔が前に出てパソコンを覗き込む姿勢が長時間続くため首の椎間板への負担がかかりすぎて変性を起こしているパターンです。
睡眠時の枕の高さが高すぎるのも首への負担を増幅します。
頚椎(首)ヘルニアを発症している人の多くは高さのある枕をしている傾向にあります。

手のしびれ(腕のしびれ)について詳しくはこちら

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